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行燈旅館の想い。

始まりは、

私が仕事・旅を通して、

「どうしたら海外の方に日本の良さをアピールできるだろうか」でした。


創業当時も現在も、日本全国で旅館の数がどんどん減少してきています。

海外からの旅行者に日本の生活様式を体験していただくと共に

「おもてなし」を感じていただき、旅館に宿泊していただく事が、

日本・日本人を理解していただく一番の近道だと思いました。


そして、「東京で旅館を建てたい」と願い、

東京初のデザイナー旅館として2003年6月12日に創業いたしました。



25年以上海外のお客様と向き合う中での数多い質問の中の一つに、

「普段日本人が食べている和食を食べたい。お店を紹介してください。」

と、言うものがあります。


この質問に答える時しばしば迷う事がありました。

外国人のお客様の目には

「東京はラーメン屋さんとお寿司屋さんしか、ない。」と、

どうやら写るようです。


しかしハッキリと「ここだ。」と、言えるお店があるかと言うと、

ありそうでなさそうですし、数多くはありません。


そこで「福行燈」では毎日旬の魚と野菜を市場で仕入れ、

お客様には日本人が普段食べている、

言ってみれば「石井家のご飯」を提供いたします。



和食に限らず、洋食も中華も日本人のテイストが混ざった食事は

飽きの来ない珍しい食べ物として、

海外のお客様の記憶に残るお食事となることでしょう。


決してプロではありませんが、心を込め、安心、安全な食材を使い、

日本人の長寿に一番貢献している食を提供したいと思います。


世界中のお客様そして日本のお客様が行燈の中でお寛ぎになり、

旅の話で交流する場となることを願います。

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